噛み合わない会話と、ある過去について 読んでみた。
何だか面白そうだなって直感的に選んでページをめくっていくと、逆にいつ読むのを止めようか悩むくらい物語の中に惹き込まれました。
4つの短編小説を1冊にした本なのですが、どれも共通のテーマがあります。
題名の通り。
『ある過去について』の話が始まります。 だけど、『噛み合わない』んです。
読み進めていくことで、胸がギューッと苦しくなりました😅ドキドキするというか。でも、なんていうんですかね…。『人間』っていうものの本質をわかりやすく描かれているかつ、シンプルなストーリーなのにここまで読み手にいろいろな感情を抱かせ考えさせられるものを書けるって凄いなぁと思ったんですよね。
憎いことも忘れたくても消したくても出来ない過去がある、それは自分自身悩んできたことでした。 こんなにズルズル引きずって、 悩んだって過ぎたことだからしょうがないのに、 忘れられたらどんなに楽だろうか、
だけど。 過去に対して堂々としていればいい、自分を責める必要性もないしむしろ相手に対して怒りがあるものだ、傷つけた人は変わらない、むしろ悪いことをしたとも思っていない。
なんだか少し救われました。 読み手がどんな感じで今まで人生を歩いてきたかにより、読んだ後の感情も感想も変わると思います。あたりまえか😂💦 自分の人生を受け入れる機会にはぜひいい作品なのではないでしょうか。
自分は、このタイミングで、 この本に出逢えて、 とても良かったなと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございます( ˊᵕˋ )✨